B ちゃんのこと

まさこジャクソン

2012年09月30日 00:12



台風のおかげで(?)久しぶりにゆっくりと
PC に向かえる時間ができたので
なつかしい人のことを想い出してみました。

お店を長くやっていると、いろいろな
スタッフとの出会いがあります。

なかでも、忘れられないのがB ちゃん。
大学生だったB ちゃんは、なぜかzazou が大好きで、
バイト募集もしていないのに、いきなり

「すみません、こちらで働いてみたいのですが」

と、やってきました。

申し訳ないのですが、募集は今していないのです、
とこたえても、次の週にもまた

「あの、もう募集はでましたか?」

と、しつこい(笑)

それからまた、何度も訪問があり、
あまりの熱意に押されての?採用となったのです。

体育会系の部活に属していた彼女は
本当に礼儀正しく、働き者で、
なかでもトイレ掃除をさせたら右に出るものはいない、
といわれたほどの腕前でした。

いまだに店長と語り合うのが、
B ちゃんがお手洗いのお掃除をしたあとは
マンガのようなピカピカマークが
でてたよね~というもの。

それから、就職するまでの間、
B ちゃんとは本当に、濃密な時間を
一緒に過ごしました。

実はあまり、歳の差もなかった、という
親近感もあったのかも(我々も若かった。笑)

仕事が終わってからも、
店長とB ちゃんと私で、今でいうところの女子会?
を開き、延々と人生についてのディスカッション(笑)

ほとんど、私たちがお説教していたようなかんじですが。

ときには、涙を流し、そして大笑いしたあの日々。

上司である私たちに、本音でぶつかってくれたり
自分の弱みをみせてくれたり。

一緒にいてとにかく楽しいB ちゃんを
私たちは文句なしに愛していました。

でも、どんなときでも、正面切って挑んでくる
彼女を、ときにはもてあましたことも。

でも、そんなことも
今では、宝物のような時間です。

あれからもう、何年たったでしょうか。

今では、B ちゃんは赤ちゃんを抱っこして
zazou にやってきます。

「社長~聞いてください~」と

なんにも変らない、今にもトイレ掃除を
しそうな勢いで(笑)

でも、変わったのは、今ではB ちゃんは部下ではなく
ほんとうの友達。

そう思ってるのは私だけ?

今度、勇気をだしてしつこく聞いてみようかな(笑)




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