B ちゃんのこと
台風のおかげで(?)久しぶりにゆっくりと
PC に向かえる時間ができたので
なつかしい人のことを想い出してみました。
お店を長くやっていると、いろいろな
スタッフとの出会いがあります。
なかでも、忘れられないのがB ちゃん。
大学生だったB ちゃんは、なぜかzazou が大好きで、
バイト募集もしていないのに、いきなり
「すみません、こちらで働いてみたいのですが」
と、やってきました。
申し訳ないのですが、募集は今していないのです、
とこたえても、次の週にもまた
「あの、もう募集はでましたか?」
と、しつこい(笑)
それからまた、何度も訪問があり、
あまりの熱意に押されての?採用となったのです。
体育会系の部活に属していた彼女は
本当に礼儀正しく、働き者で、
なかでもトイレ掃除をさせたら右に出るものはいない、
といわれたほどの腕前でした。
いまだに店長と語り合うのが、
B ちゃんがお手洗いのお掃除をしたあとは
マンガのようなピカピカマークが
でてたよね~というもの。
それから、就職するまでの間、
B ちゃんとは本当に、濃密な時間を
一緒に過ごしました。
実はあまり、歳の差もなかった、という
親近感もあったのかも(我々も若かった。笑)
仕事が終わってからも、
店長とB ちゃんと私で、今でいうところの女子会?
を開き、延々と人生についてのディスカッション(笑)
ほとんど、私たちがお説教していたようなかんじですが。
ときには、涙を流し、そして大笑いしたあの日々。
上司である私たちに、本音でぶつかってくれたり
自分の弱みをみせてくれたり。
一緒にいてとにかく楽しいB ちゃんを
私たちは文句なしに愛していました。
でも、どんなときでも、正面切って挑んでくる
彼女を、ときにはもてあましたことも。
でも、そんなことも
今では、宝物のような時間です。
あれからもう、何年たったでしょうか。
今では、B ちゃんは赤ちゃんを抱っこして
zazou にやってきます。
「社長~聞いてください~」と
なんにも変らない、今にもトイレ掃除を
しそうな勢いで(笑)
でも、変わったのは、今ではB ちゃんは部下ではなく
ほんとうの友達。
そう思ってるのは私だけ?
今度、勇気をだしてしつこく聞いてみようかな(笑)
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