宜野湾市大山のマヨネーズ
私が子供の頃は、まだキューピーマヨネーズというものは
存在しませんでした。
確か、昭和40年代後半ごろ。
当時の沖縄の家庭の冷蔵庫には必ず、エゴーマヨネーズというものが
スタンバイしていました。
あの頃、マヨネーズと信じて疑わなかったものが
大人になってから、ドレッシングの一種だったと知ったときの
軽い失望感といったら(笑)
それは、てんとう虫だと思って捕まえたのに、
なんとかモドキという名前がついている、似たような虫だったときのような
軽くだまされた感に近いものがありました(笑)
大好きだった、宜野湾市大山に住んでいた担任の先生のお宅へ
友達数人と遊びに行ったときのこと。
ちょうどお昼どきだったので、ささっと先生が作ってくれた
サンドイッチ。
レタスとハムとトマトを手際よく食パンにのせながら
「これはね、このソースをかけてはさむとおいしくなるんだよ」
といって、エゴーマヨネーズとハンツのケチャップをスプーンで混ぜて
作った、オレンジがかったトロトロの液体を見せてくれたのです。
「!!!、これはなんなのだ??」
目が点になっている私に気づいたのか、先生は片頬をあげてにっこりし、
「まずは食べてごらん」
と、子供の口に食べやすいよう、手早く切り分けて渡してくれました。
恐る恐る、一口食べると、いつものハムサンドが、甘くて濃いソースに
包まれて、なんともリッチな外国っぽい味に変わっていました。
こんな味、食べたことない。
よくわからないけど、すごくおいしい。
そんなかんじの感想を、先生に興奮してしゃべりまくったのを
覚えています。
大人になって、そのソースがオーロラソースと呼ばれるものだと
知りました。
今でも甘酸っぱい味が一番好きなのは、このソースのせい。
そして、宜野湾市大山が訳もなく好きなのも。
マヨネーズタイプの豆腐ドレッシング。
豆乳や植物油、さとうきびや穀物酢などが主原料。
あのなつかしいエゴーマヨネーズによく似た味。
誰がなんと言おうと、私にとってエゴーマヨネーズは
永遠に正真正銘のマヨネーズなのです。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
マヨネーズタイプ豆腐ドレッシング414ml
原産国 アメリカ
関連記事